明日はほうじ

子供のころ、「ほうじ」だと言って部活を休んだりする
友達がいたなぁと思いだした。
うちはそんなことがなかったような気もするし
あったような気もする。
そんなことを思いながら、明日で父と祖母の三回忌を迎える。
四十九日のあいさつに回った時は
「たいへんですねぇ」と声をかけられて
ほんとにそうだと思いながら、神妙な顔をして
歩いて帰ったような気がしている。
・・・気がしているだけかもしれないが


今日も近所を回りながら
「たいへんですねぇ」という声をいただき
「もうそんなに経つんですか」と言われ
“そうです、もうそんなに経つんです”と
心の中で思いながら、笑顔を返した。


そのあとは、自宅の周りで写真を撮ることにした。
日々撮らなければいけないと思いながら
だんだんと出不精のようになっていた。
久しぶりのカメラは少し重たくて
ファインダーを通して見えてくる景色もなんだかぎこちない。
2,30分歩いていると、あっといつものように見える気がしてきた。


春の訪れでも撮ろうかと思ったけれど
そんなドンピシャなものがあるわけではなくて
その辺の畑に鍬を入れながら、よっこらしょと腰を伸ばしている
おばちゃんたちがそんなもんなんだろうと思う。
あのおばちゃんも子供のころを自分を知っている
だれかなんだろう。きっと。




今日の収穫http://d.hatena.ne.jp/kemphoto/20080322