城下町・松代の時




少し高い塀の向こうに
借景された山の端がのぞく
無機質な四角いビルがのぞかない
ということが、どれほどステキなのだろうかと。



どこにでもあった古びた瓦の土蔵の連なり
どこにもなくなってしまう前に
不格好であっても時は全てを丸くおさめる。
一人の人と50年ともに生きていくように。
100年以上を生きたもの。それだけでいいい。