脳あるヒト 心ある人 養老孟司→角田光代



2月12日産経新聞の「脳あるヒト 心ある人」
養老孟司から角田光代さんへ
“それでも世の中は動く”

なにかが世の中にとって必要か、不必要か。
それをいう人を見ると、意地が悪いかもしれないが
あんたは世の中に必要か、と思っていまう。
たとえいくら必要でも、いずれは死ぬ。
それでも世のなかは動くに違いない・・・

養老孟司の文章は感想を書きにくい。と思う。
なぜだろうか?
ちょっと見る視点と書く視点があわないからだろうか?
この記事について何か書こうかと思って
今こうやって、iMacに向っているのだけれども
ん〜。
なんだろうなぁ〜。


ふと思いついたことは
養老孟司の文章は、現実について書いているからかもしれない。
と思った。ぼくは茂木さんの本を読んでいると
心がウキウキする。
自分のことも‘ホープフルモンスター’と呼んだりしながら
現実の出来事について書いているようで
どこか、空のかなたの出来事を書いているような
そんな感覚がしっくり来る。
「あ〜そうだ、そうだ」とうなずき
自分もホープフルモンスターに勝手に
なりきったりするのだ。


元に戻って、養老孟司はやっぱり
現実の切り方が厳しい気がする。
「ビジネス書+脳科学」のような感じかもしれない。
具体的な方法というか、視点を提示されているような・・・


それに較べて茂木さんは
「随筆+脳科学」みたいな感じがする。。。してやまない。
なんとないクオリアの香りだけをもらっているような。