千曲川の向こうの善光寺



小布施からは千曲川を渡って善光寺
しばらくの間、善光寺界隈に住んでいます。
最近は、ランニングコースとして
境内を横切ったりしますが、
休日の午後に、観光に訪れるのは久しぶりです。





しばらく前に、茂木健一郎さんが
戒壇めぐりの経験について
ブログに書いていました。


今に生きる私たちにとって
本当に真っ暗という状況は
これまで経験したことがないもの。
しかし、階段を下りながら足を踏み入れていくと
本当に何も見えない暗がりに。


これで3度目の体験でしたが
それでも、本当に真っ暗であることに
改めて新鮮さを感じます。
目に見える能力は、身体能力にしろ
頭脳にしろ、明らかに現代人のほうが
進化していますが、


昔の人達は、こんな暗がりの中でも
人の気配を感じたり、
見えないものに敬意をあらわしたり、
そんな能力の面では長けていたのでは。
などと、便利になった生活を
いつものように反省してみるのです。


戒壇の奥で触れる鍵は予想外のカタチでした。





その後で見た、ぬれ仏[延命地蔵]は
空の色とあいまって
余計にありがたいものに見えてきました。