自己を再生する





「超」のつく一流とはどんな人たちを言うのだろう。
プロのトッププレイヤーを一流と呼ぶのなら
その中でも一握りということだろう。


読んでいて気になるのは
やはり・・・
小出義雄イチロー
この2人は「超」一流の中でも
別格なのかもしれない。


ただ語った内容や書かれたものを目にするだけで
心の底からワクワクする。
一目その様を、目に焼き付けたいという
思いが高まる。


高橋尚子有森裕子を育て上げた
小出義雄

彼は、一般的には欠点と思われることの中にさえ、長所を見出すことができる
限りなく前向きな指導者なのである。



イチロー

「目標に終わりはない。また次なる目標を見つけ、それに挑戦していくだけです」
求道者の一面、その過程をも楽しんでいるイチローの姿は、二十一世紀に生きる我々に、
“自分らしく生き抜くこと”の大切さを教えてくれる。





この飛び抜けた2人に対して気になるのは
なんといっても新庄剛志だ。

誤解を恐れずにいえば、新庄の最大の才能は自らの能力に対する分析力が決定的に
「欠落」していることである。きちんとした自己分析能力が備わっていれば通算二
割五分にもみたない打率で。とてもメジャーリーグに挑戦しようなどという気は起
きない。しかし、彼はここでも固定観念には縛られない。自分を見失っているので
はない。肯定的な意味合いにおいて、彼はひたすら無知で無自覚なのだ。



おそらく自分も同じように
固定観念にとらわれないほど
色々なものが欠落している
とおもいながら・・・
無自覚であるふりをしているのである。きっと。