ハタラク→イキル



2006.1.26ハタラクということ


生きている限り、自らの価値と生の意義を問うことは免れえない。
そこをおろそかにするならば、生は先細る。
それに捕らわれれば、足を踏み外し、また崩れゆく。だろう。


茂木健一郎が綴った内容がある。
気鋭の脳科学者はいつ、このことに自覚的になったのか。


ハタラクということは、多くの人にとって問題ではないか。
世の中には労働を保護し、人権を保護するための方と法があふれる。
その方と法は、気高いなりわいを極め、人間の尊厳を高める足かせとなる。


ハタラクことを、肉体を生き長らえさせるための労働におとしめ、
現実世界とのただ一つの接点である肉体をもって
精神の高みに到達せんとする尊い行いから引きずり落とした。



私にできることは、心にうちから湧き上がる警鐘を
ただ綴るのみである。あとはこの肉体をもって、成すべきものを成すのみ。