もぎけん



須坂市で信州岩波講座が
毎年開かれていること。
少〜しだけ引かれながらも・・・


今回、茂木さんが来られたので
やっと行くことができた。


今年のテーマは
「幸せってなんだろう−科学技術と宗教の視座から」
文化人類学者の上田紀行さんとの対談。
上田さんの本は1冊だけ読んだことがある。
珍しく、父親に薦められた本だった。


茂木さんは相変わらずの調子で
白魔術ぶりを発揮してくれた。
クオリア日記から
いつもMP3を聞いている。


茂木さんのこの力というか
そういうものはいつもどこから
湧き上がってくるのだろうと
そんなことを思いながら。



上田さんは特に
システム化された日本社会に対して
もの申されています。
すべてを数字と効率性で判断しようとする
恐ろしい世の中が広がっている。


今までの日本はどちらかというと
欧米に比べて、そういう合理性が
かけていると思われていたのでは
なかったか。


日本には非合理性のベールに包まれた
数字と効率性のみを追求するような
システムが隠されている。


茂木さんがケンブリッジで感じた
「賢人である自由」だとか
「生きる力」とか
そういうものが排除されるような
そんな、つまらん社会にならないようにしたい。



そういえば、われわれの「もぎけん」も
またやらねばならぬ。